翌朝、四国を離れます。今回は、松山観光港-呉をSuper Jetと呼ばれる高速船を利用。

これが速い。時速60km!瀬戸内海で最速か?
船首を高々と持ち上げて疾走する小型のモーターボートを軽々と抜き去ります。松山-呉間を55分です。
上陸すると、流石は呉。港の正面のオブジェが、戦艦陸奥の41cm砲身です。

そして、海のくじら館へ。近年まで現役だった潜水艦あきしおが展示されています。

巨大過ぎて、全景が写りません。信号機と比較で大きさが判りますか?
「うみのくじら館」は海上自衛隊の広報施設?入場無料で説明員はすべて現役の海上自衛官。海上自衛隊の仕事の中心が機雷の掃海であることがよく理解できます。
とはいえ、楽しみなのは本物の潜水艦の内部に入れること。
操縦席です。が、窓がなあい(*0*)!!! って考えてみると当たり前か。でも、どうやって操縦するんだろ。いずれにせよ楽しく無さそう。
館長室。流石に個室。でも、夜行寝台列車の個室コンパートメントの方がまし。
キッチン。オールステンレスがプロっぽいけど、やっぱり狭い。
狭さの極めつけがベット。ベットに起き上がることは不可能。滑り込んで、転がり出る感じ?とにかく狭い、こんな所で生活するなんて私には無理。自衛官の皆さん、御苦労さまです。
続いて、大和ミュージアム。
戦艦大和 1/10モデル
琵琶湖に墜落していた機体を引き上げたゼロ戦
二人乗りの小型潜航艇、海龍。日本の魚雷を発射した後、自らが特攻するという兵器です。
人間魚雷回天。どれも特攻に出た兵器ですが、大和出撃は建前は戦闘のため。
ゼロ戦も建前は普通に戦う前提で訓練を受けて、最後の瞬間に特攻を志願する。
ですが回天や海龍は、部隊に配属された瞬間に死に方が決まって、こんな小さな空間に閉じ込められて死ぬためだけに何ヶ月も訓練を積んで、潜水艦に詰まれて出撃する。ただのコントローラーの機能を果たすために...
より悲惨な感じがして、やりきれない気持ちになります。
お約束の「宇宙戦艦ヤマト」コーナーここで気を取り直して、となりのデパートで
「麺や一番」のとんこつラーメン。尾道ラーメンの流れを汲むということで、ここでリベンジ。理屈はともかく、中々おいしかったです。呉からは、小田原まで輪行。
最後の感想は、「自転車は重い、持って歩くものじゃない」ということでツアーの〆と致します。




















