2011年8月20日土曜日

ロードマン素性調査 2011/8/20

ヤフオクで衝動的に落札したロードマンですが素性が判りません。で、調査しました。

ロードマンは1973年に誕生。一番詳しく調べておられたこちらのホームページから引用させて頂くと

・1975年
 基本モデルが7つに増えました。主な仕様です。
R-0:変速 F無し46Tオーバル/R14~28T(段数不明 以下同) サイズ470mm×26inch ドロップハンドル 37,800円
R-1:変速 F無し48Tオーバル/R14~28T サイズ510mm×26inch ドロップハンドル 37,800円
R-2:変速 F無し48Tオーバル/R14~23T サイズ485mm×27inch ドロップハンドル 38,500円
R-3:変速 F48×34T/R14~23T サイズ485mm×27inch ランドナーハンドル 45,000円
R-4:変速 F48×44T/R15~24T サイズ540mm×27inch ドロップハンドル 41,800円
R-5:変速 F48×36T/R15~24T サイズ540mm×26inch ランドナーハンドル 44,500円
R-6:変速 F48×44T/R15~24T サイズ585mm×27inch ドロップハンドル 45,000円

今回入手したのはどうやら1975年モデルのR-6らしいと思われます。この当時のフレームはハイテン鋼、つまり鋳物なのでエンド幅を広げるといった荒業をするとヒビが入ったりするらしい(T_T)
1980年くらいにクロモリになったみたいです。

ただ、36年前の自転車ですからオリジナルと変わっている部分が多い。細部を調べました。


<シートポスト>多分、オリジナルだと思います。臼式のシートポストというのは始めて見ました。最初は緩め方が判らず固着しているのかと悩みました。

<サドル>


今はなき藤田サドル工業製。両側の文字を合わせてなんとか"FUJITA HIGHEST QUALITY"の文字が読めます。昔のカタログではジュラルミンプレートベースをつけた最高級品で重量620gとあります。高校生向けのロードマンに高級サドルが使われていたとは思えないので、元のオーナーが交換したのでしょう。

<クランク>
スギノのMAXYです。アウターリングはクランクと一体になっているのでMAXYⅠですね。MAXY2はアウターも交換可能な仕様。MAXYも後には5アームになったようですが、これは3アームですからたぶんオリジナルの部品ですね。ですが48T/44Tで自宅まで坂を上ってくるのはキツイ。何とか34Tのインナーを探して交換しなくては家に帰れない。


<駆動系>


駆動系はSUNTOUR。たぶん、オリジナルでしょう。

<ステムとハンドル>

栄輪業(SR)製です。当時のロードマンを知っている人に、昔はアルマイトで直ぐに白くなったと聞きました。交換されているのかも知れません。

<ブレーキ>
ここから先は、前オーナーがVelocraftの大槻さんに依頼して改造したそうです。ブレーキはダイアコンペのレバーとセンタープルブレーキ。良くはなったけど、まだ効かないという申し送りでしたが全くその通りです。技術の進歩を感じます。

<ホイール&タイヤ>

ホイールはハブだけはオリジナルで、リムはグランボアで組直されています。タイヤは新品の現行品です。

<キャリア>
フロントキャリアはNITTO。リアキャリアはメーカー不明。泥除けは写真は有りませんが本所製作所のものをVelocraftで装着しています。

こうやって見てくると本当に大事にされた自転車ですね。私も大事にしなくては・・・

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