三日目は、
広島市内~厳島神社~広島港~江田島海上自衛隊第一術科学校~呉港~松山
移動の主力はフェリーです。
朝、広島市内の宿を出て陸路宮島口に向かいます。この道が結構走り難い。例えばこんな感じ。交通量のとても多い国道2号線の両側がびったり線路。歩く人もいないのでまともな歩道も無くてESCAPEすることもできない。また、踏切も少ない上に地形が複雑なので平行して走る道は直ぐに行き止まりになったりドンドン山側に入って行ったり。ここは恐れを捨てて前進するしかない!
(`^´ゝラジャー
なんとか25km程走って宮島口に到着。
直ぐにフェリーが出るっていうんで人+自転車の切符を買って乗船。フェリーだから置く場所には困らない。人は沢山乗ってるけど車はいないから甲板広々だし。
JRフェリーが自慢の海からの大鳥居を見ているうちに10分ほどで到着。
宮島について最初にしたことは、名物の穴子。釜飯で頂きました。だって、朝は御握り一個で走っていたんで御腹が空いて・・・
地ビールと言われてつい(;^ー^)ゞ
感想は・・・・・・・・
高い!!!
釜飯が¥2200、ビールが¥600。味はそこそこだけどお奨めできません。
御腹が膨れたところで、楽しげな商店街というか、門前町というか、を通り。
一転、ひっそりとした「町屋通り」を抜けて
五重塔をパチリ。
宮島って歩いて一日散歩すると楽しそうなところです。(^^)v
さて本題の厳島神社です。
本殿の前から大鳥居を見ると日本三舞台のひとつである平舞台から海に向かって完璧な左右対称になっていることが判ります。祭神の宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)は海上交通の平安を守護する神様ですから、この構成が相応しいのでしょう。そして何より美しい。
島内にはまだまだ見所がありそうですが、この日のメインは江田島の旧海軍兵学校です。国道2号線を走りたくないのと、時間節約のために宮島-広島のフェリーに乗ってしまいます。宮島~広島~呉~江田島が2日間乗り放題。¥3,200と値段は高めですが結構使い手があります。
双胴の高速船。自転車を畳んで乗込みます。この手の船は時速60kmくらいでます。海上は基本直線に走るし信号も無いから車や鉄道より早い。
接続が悪くて広島港で1時間以上待って江田島へ。
海上自衛隊第一術科学校。
守衛所で問題が発生! 「その靴だと建物に入れません」∠( ̄◇ ̄)
よく聞くとクリートが床を傷つけるからダメとのこと。クリートを外してなんとか勘弁してもらいました。基本、軍隊なので融通が利かなくて大変です。自転車で行かれる方はカバーを用意した方が良さそうです。
見学は背筋がビシッと伸びていかにも軍人というオーラがでている自衛隊OBの方の先導で回ります。
最初は講堂。大阪城の石垣と同じ瀬戸内海の島からとれる石造り。
内部は程よい反響があり、マイクは不要で設備は無いそうです。
壇上には国旗と軍艦旗。中央の白い部分は、卒業式に宮様が臨席される場所。
天井は高く採光と装飾を考えた見事な造り。二階は卒業式に外国の武官が出席する際の席。タイとは昔から深い関係がありますが、今でもタイ海軍から毎年1名エリート士官候補生が留学してきており、卒業式にはタイの高官が出席するとのこと。
江田島海軍兵学校発祥の建物。旧海軍兵学校生徒館、通称「赤レンガ」。現在は幹部候補生学校。1893年の建物。使われているレンガは通常よりも遥かに高温で焼き固められており、現在の価格では一個2万円!建物全体では一体いくら?
日本という国家がどれほど切実に海軍を充実しようとしていたかがその佇まいから伝わってきます。
荘厳な空気が流れる内部。さまざまなドラマや映画のロケに使われたそうです。
赤レンガ。表面はガラスのようにツルッとしています。建造以来120年近く、一度も表面の研磨や掃除さえもしていないとのことですが全く汚れが感じられません。本当に好いものは違う!
最後に教育参考館を見学。海軍に関する様々な資料が納められています。単なる博物館ではなく、軍人としての精神の拠り所となる神聖な場所ということで、あまりに砕けた服装は入館禁止。写真撮影禁止。
東郷平八郎を始めとする明治海軍の大将の事跡、日清日露太平洋の各戦争の記録、そして特攻隊員の遺書が収められています。私を含めて一般には人命が一番大切という感じがしますが、軍人というのは自分の命を危険に曝して戦うことが必要。国家の命令が自身の命よりも重要な場面がある。その時に職務を全うするためには、こういった場所で精神を練り上げる必要がある。
そういった事を感じさせる場所でした。
普段は意識しない「国家」という言葉を何度も思い起こさせる場所でした。原爆ドームと合わせて、息子達を一度は連れてきたいと思います。彼らが何を感じるかは判りませんが。
江田島港まで走って自転車を畳んで高速艇で呉港へ。
高速フェリーで呉港から松山観光港へ。
途中で思いついて、GPSで速度を測って見ました。55km/h、速い!松山まで1時間程です。
松山市内まで自走して旅を終えました。
走行距離 42.4km
2011年10月24日月曜日
瀬戸内の旅(2日目) 2011/10/9
二日目は大三島~とびしま海道~広島です。
朝食は8時からということでしたので、朝飯前に大三島を横断して大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)へひとっ走り。
大山祇神社は、天照大神の兄神である大山積神が祭神で全国の三島神社・山祇神社の総本社という由緒ある神社。早朝で人気の無い神域にはその格式が感じられます。
大山積神の御手植えという樹齢2600年の大楠木。こういう大きな樹って好きです。
御参拝を済ませて富士見園にとって返します。
朝食は、
干物を炙って、
右奥の焼き皿は、ベーコンエッグ(写真を撮り忘れた)で、中々豪華な朝食だと思っていると、
実は二段重ねの下があった!とにかく御腹がいっぱいです。
チェックアウトして、三度大三島を横断してフェリーターミナルへ。
大三島の宮浦港から大崎上島の木江港まで快速船で15分。
畳まずに載せられる自転車は早いもの勝で5台。それ以上だと手荷物で持ち込む必要が有ります。この日は、自転車は1台だけ。乗客は私を含めて4人でした。
快速船というだけあってかなり速い。40KM位はでていたかな?
木江港について焦ったことには、大崎下島に渡るフェリーがでる明石港までは陸路で7KMもあるってこと。明石発9:58のフェリーまで30分弱。
何とかなるとは思ったけど、この旅の中で一番頑張って走りました。
(๑`→Д←´๑)
大崎上島の明石港から大崎下島の小長港(こちょうこう)まで今度はフェリー。
載ったのは軽トラ1台、ビッグスクーター1台と私の自転車だけ。採算とれるのか?
小長港に上陸するとパンク!当然持っていたチューブに交換して走りだします。
とびしま海道は呉から岡村島まで橋で繋がっています。大崎上島への橋の構想はあるみたいですが計画が決まってはいない。折角ですから岡村島に向かいます。岡村大橋の上が広島県と愛媛県の県境でした。一応、岡村島に上陸したことで満足してUターン。広島に向かいます。
この日も好天に恵まれて瀬戸内の海と島と橋の景色の中を走ります。
あんまりランチをするような場所もなく呉市内へ。
呉越峠?中国の春秋戦国時代の呉と越?(呉越同舟とか)よく見るとローマ字でクレゴエトウゲと。なんだ、呉からどこかへ行く峠なんだ。
更に進むとガメラが御出迎え。意味不明ですが、ガメラ好きなので記念写真。
呉から広島市を目指します。
GPSに従って走ると何故か海抜260Mまでのヒルクライム?! 山の中なのにやたら車が通る。焼山を越える広島への抜け道だったみたいです。
広島に着くとどうしても見たかったのが、原爆ドーム。写真や知識では知っていても、実際に見ると原爆の惨禍がひしひしと伝わってきます。子供達に見せるのが親の務めだと改めて感じます。
さて、ホテルにチェックインして夕食は、
ホテルの受付のお姉さん推薦の「ミカヅキ」で広島焼き。満足満腹でした。
走行距離 94.0km
朝食は8時からということでしたので、朝飯前に大三島を横断して大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)へひとっ走り。
大山祇神社は、天照大神の兄神である大山積神が祭神で全国の三島神社・山祇神社の総本社という由緒ある神社。早朝で人気の無い神域にはその格式が感じられます。
大山積神の御手植えという樹齢2600年の大楠木。こういう大きな樹って好きです。
御参拝を済ませて富士見園にとって返します。
朝食は、
干物を炙って、
右奥の焼き皿は、ベーコンエッグ(写真を撮り忘れた)で、中々豪華な朝食だと思っていると、
実は二段重ねの下があった!とにかく御腹がいっぱいです。
チェックアウトして、三度大三島を横断してフェリーターミナルへ。
大三島の宮浦港から大崎上島の木江港まで快速船で15分。
畳まずに載せられる自転車は早いもの勝で5台。それ以上だと手荷物で持ち込む必要が有ります。この日は、自転車は1台だけ。乗客は私を含めて4人でした。
快速船というだけあってかなり速い。40KM位はでていたかな?
木江港について焦ったことには、大崎下島に渡るフェリーがでる明石港までは陸路で7KMもあるってこと。明石発9:58のフェリーまで30分弱。
何とかなるとは思ったけど、この旅の中で一番頑張って走りました。
(๑`→Д←´๑)
大崎上島の明石港から大崎下島の小長港(こちょうこう)まで今度はフェリー。
載ったのは軽トラ1台、ビッグスクーター1台と私の自転車だけ。採算とれるのか?
小長港に上陸するとパンク!当然持っていたチューブに交換して走りだします。
とびしま海道は呉から岡村島まで橋で繋がっています。大崎上島への橋の構想はあるみたいですが計画が決まってはいない。折角ですから岡村島に向かいます。岡村大橋の上が広島県と愛媛県の県境でした。一応、岡村島に上陸したことで満足してUターン。広島に向かいます。
この日も好天に恵まれて瀬戸内の海と島と橋の景色の中を走ります。
あんまりランチをするような場所もなく呉市内へ。
呉越峠?中国の春秋戦国時代の呉と越?(呉越同舟とか)よく見るとローマ字でクレゴエトウゲと。なんだ、呉からどこかへ行く峠なんだ。
更に進むとガメラが御出迎え。意味不明ですが、ガメラ好きなので記念写真。
呉から広島市を目指します。
GPSに従って走ると何故か海抜260Mまでのヒルクライム?! 山の中なのにやたら車が通る。焼山を越える広島への抜け道だったみたいです。
広島に着くとどうしても見たかったのが、原爆ドーム。写真や知識では知っていても、実際に見ると原爆の惨禍がひしひしと伝わってきます。子供達に見せるのが親の務めだと改めて感じます。
さて、ホテルにチェックインして夕食は、
ホテルの受付のお姉さん推薦の「ミカヅキ」で広島焼き。満足満腹でした。
走行距離 94.0km
2011年10月19日水曜日
瀬戸内の旅(1日目) 2011/10/8
三連休にしまなみ海道~とびしま海道~広島~松山と走って来ました。しまなみ海道は、2008年5月以来の3年ぶり2度目です。
今回も自転車はFretta
フロントバッグはリクセン化したモンベル。サドルバッグはキャラダイスのネルソンロングフラップ+バッグサポーター・バッグマンQRエクスペディション。前後で合わせて7kg程。エンジンの重さ77kgと合わせて80kgを大きくオーバー。「BD-1/Frettaの耐荷重は100kg」説を信じて乗り出します。
福山に前泊して一日目は、
福山~鞆の浦~尾道~しまなみ海道~大三島
<鞆の浦>
潮待ちの港、景勝の地、そして最近では「崖の上のポニョ」で有名。福山から海沿いに尾道に行く中間地点にあります。
落ち着いた町並みです。美しい石畳は最近おのものでしょうが町の雰囲気にマッチしています。
かつて朝鮮通信使が「日東第一形勝」と賞賛したという福禅寺対潮楼から見た鞆の浦の景色です。柱と梁が額縁のように見えるということでこの写真。ゆがんでいるのはカメラマンの腕の問題です。
<尾道>
続いてしまなみ海道の入口、尾道へ。
尾道と言えばラーメン。ラーメンフリークの私は尾道と聞いた時点で尾道ラーメンしか思い浮かびません。
ここは人気No.1 尾道ラーメンの元祖「朱華園」へ。11:30に到着して既に行列。30分待ちで店内へ。この写真は食後のもので、行列は2倍に伸びてました。これは1時間待ちだな。
ラーメン550円。安い!あんまり盛付けなんてものに興味は無さそう。
魚介出汁に背油が浮かぶ醤油スープ。でも全くしつこさは感じない。麺は断面が四角い細めのストレートでスープに有ってます。最近の行列店は強烈な個性のラーメンが多いけど、ここのラーメンはしみじみ美味しい。ヾ(´∀`●)ノ
餃子は230円。味は普通。
あと焼きそばも美味しいらしいけど一人では無理でした。
<しまなみ海道>
渡し船で向島に渡って走り始めます。橋の写真も撮ったけど、二度目だし、色んな雑誌やブログに載ってるしで省略。
でも省略できないのがドルチェ。3年前に食べた「ミスト」が忘れられない。
ところがなんと、お店でメニューには載ってない。売り子の女の子に聞くと「ありません」との冷たい返事
(´・ ω・`)ショボーン
で代わりに「伯方の塩」+「生口島のレモン」。こんなんじゃ満足できないよ
(*`・ω・´)プラァ!!
美味しいけど・・・・
多々羅大橋で夕陽を見て、
<富士見園>
今宵の御宿は料理が有名な富士見園。自転車乗りがいっぱいだあ。ローディは割りと少ない。ローディにしまなみ海道は狭すぎるかも。
お待ちかねの夕飯。
刺身に、
焼き物に、
〆には鯛のアラ煮と鯛めし。
美味しかったぁ。鯛めしが一番美味しかった。御櫃で貰って食べ切れなかったら、女の子がしっかり御握りにして渡してくれました。
走行 90.7km
今回も自転車はFretta
フロントバッグはリクセン化したモンベル。サドルバッグはキャラダイスのネルソンロングフラップ+バッグサポーター・バッグマンQRエクスペディション。前後で合わせて7kg程。エンジンの重さ77kgと合わせて80kgを大きくオーバー。「BD-1/Frettaの耐荷重は100kg」説を信じて乗り出します。
福山に前泊して一日目は、
福山~鞆の浦~尾道~しまなみ海道~大三島
<鞆の浦>
潮待ちの港、景勝の地、そして最近では「崖の上のポニョ」で有名。福山から海沿いに尾道に行く中間地点にあります。
落ち着いた町並みです。美しい石畳は最近おのものでしょうが町の雰囲気にマッチしています。
かつて朝鮮通信使が「日東第一形勝」と賞賛したという福禅寺対潮楼から見た鞆の浦の景色です。柱と梁が額縁のように見えるということでこの写真。ゆがんでいるのはカメラマンの腕の問題です。
<尾道>
続いてしまなみ海道の入口、尾道へ。
尾道と言えばラーメン。ラーメンフリークの私は尾道と聞いた時点で尾道ラーメンしか思い浮かびません。
ここは人気No.1 尾道ラーメンの元祖「朱華園」へ。11:30に到着して既に行列。30分待ちで店内へ。この写真は食後のもので、行列は2倍に伸びてました。これは1時間待ちだな。
ラーメン550円。安い!あんまり盛付けなんてものに興味は無さそう。
魚介出汁に背油が浮かぶ醤油スープ。でも全くしつこさは感じない。麺は断面が四角い細めのストレートでスープに有ってます。最近の行列店は強烈な個性のラーメンが多いけど、ここのラーメンはしみじみ美味しい。ヾ(´∀`●)ノ
餃子は230円。味は普通。
あと焼きそばも美味しいらしいけど一人では無理でした。
<しまなみ海道>
渡し船で向島に渡って走り始めます。橋の写真も撮ったけど、二度目だし、色んな雑誌やブログに載ってるしで省略。
でも省略できないのがドルチェ。3年前に食べた「ミスト」が忘れられない。
ところがなんと、お店でメニューには載ってない。売り子の女の子に聞くと「ありません」との冷たい返事
(´・ ω・`)ショボーン
で代わりに「伯方の塩」+「生口島のレモン」。こんなんじゃ満足できないよ
(*`・ω・´)プラァ!!
美味しいけど・・・・
多々羅大橋で夕陽を見て、
<富士見園>
今宵の御宿は料理が有名な富士見園。自転車乗りがいっぱいだあ。ローディは割りと少ない。ローディにしまなみ海道は狭すぎるかも。
お待ちかねの夕飯。
刺身に、
焼き物に、
〆には鯛のアラ煮と鯛めし。
美味しかったぁ。鯛めしが一番美味しかった。御櫃で貰って食べ切れなかったら、女の子がしっかり御握りにして渡してくれました。
走行 90.7km
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